7月20日の住民投票・参議院選挙への今の思い

豊橋市住民投票の賛成多数でも、政治をあきらめない。豊橋市議会議員 菅谷竜

 7月20日の住民投票は賛成106157反対81654と賛成多数となりました。

 多くの方が住民投票に参加していただきましてありがとうございました。私はPFI事業などの理由で反対してきました。反対に投じていただいた方はつらい想いをされているかと思います。私の力不足で本当に申し訳ございませんでした。

 私はまだ市議会議員になる前に、一度目の住民投票を求める署名集めに奔走しました。2022年の12月19日に17178筆を選管に提出しました。しかし議会であっさりと否決されました。多くの仲間が落胆しました。

 それでもあきらめずに2023年11月28日に18732筆の二回目の住民投票を求める請願を提出しました。私は豊橋市議会議員の立場に押し上げていただいたため、今度は議場で住民投票開催に賛成の立場で必死で訴えましたが、またしても否決。2度も否決され、署名集めに動いた人達、また署名に記入していただいた市民はとても悔しくつらい想いを経験をしました。

その後アリーナ反対を公約に掲げた長坂市長が誕生したことは本当に嬉しかったです

 いよいよ契約の解除かと思われましたが、今度は推進派議員から住民投票の提案がありました。

 私はデモの時に「二度も否決しておいて、契約がダメになりそうになって、やっぱり住民投票やりましょうって、市民の事をバカにしてんのかーい!!!」と訴えました。最初から市民の声を聞く気がなかったのかと言われても仕方がないと思います。悔しい想いをした反対派の市民に勝ってほしかった。新しい政治体制を築く事こそが、古い政治から脱却し、新しい豊橋を創る事になると考えているからです。

 今回の住民投票は資金力、組織力に圧倒される形した。反対派は準備不足、資金不足は明白でした。防戦側よりも攻撃する側がやはり勢いがつく。反対する理由も市民に伝えきれていないまま投票日をむかえてしまいました。仲間の数人は反対が圧勝だという者もいました。それでも賛成106157票に対し、反対81654票というのは、結果負けてしまいましたが、大敗ではないと感じます

今後の豊橋市政に大きな一石を投じることができたのではないでしょうか。

 住民投票に関しましてはその結果を尊重しなければならないと条例に定めてありますので、重く受け止めて尊重していきます。反対派が訴えた

渋滞懸念や駐車場の問題

コンセッション方式の問

維持管理の懸念事項などに注視し、おかしいと感じた事や市民の皆様の声を今後も意見していきます。

<参議院選挙について>

 政治的には希望があると感じております。同日に行われた参議院選挙の結果です。このところ与党は議席数を選挙のたびに減らし続け、新しい政党などに明らかに期待が寄せられています。政治そのものが大きくうごめいている。希望は見えてきました。しかし排外主義の台頭は戦争に近づくものとして非常に危険だと捉えています。

 私は郵政の民営化、また消費税が増税されると、大金持ちや大企業に対する減税(消費税の増加と共に法人税が減税されている等)していく政治に疑問を感じ、れいわ新選組で活動する事を決めました。今回は悔しい想いをしましたが、万事塞翁が馬。またチャンスは必ずやってくると信じて活動していきます。豊橋市民の皆様。賛成の方も反対の方も、とても疲れたと思います。今後はなるべく市民の方に負担がいかないような議会運営に努めてまいります。

               

             豊橋市議会議員 菅谷竜